テーマ道ブログでは、WordPressに関するお得な情報を随時公開しています!
今回はWordPressテーマのうち、サブスクリプション型テーマ「THE SONIC」を実際使ってみた使用感、おすすめできる理由、どんな人に向いているかについて徹底解説します。
THE SONICはサブスクリプション型のWordPressテーマ
テーマ名 | THE SONIC |
価格(税込) | 1,078円/月もしくは8,580円/年 |
サポート | よくある質問を熟読の上メールサポート対応 |
備考 | 複数サイト利用可能 |
THE SONICは、1か月単位で料金が発生するサブスクリプション型のテーマです。
しかし期間を過ぎるとテーマが全く使えなくなるというわけではなく、一定のサポートが対象外になります。
【サブスクリプションが切れると使えなくなる機能】
- THE SONICテーマのアップデート
- THE SONICのサポート
- THE SONICメニュー内の拡張機能および設定
- プラグイン「Rinker」連携機能であるキャンペーン情報
- クローズドコミュニティへの参加(年間購入のみ対象)
アップデートは毎月あるとは限りません。経費削減のため数か月に一度購入し、サポートを受けるといった契約方法もあります。
クローズドコミュニティでは検索結果には出てこない濃い情報も閲覧できるので、コミュニティへ興味のある方は年間購入の検討をおすすめします。
サブスクリプションとは異なり、買い切り型のテーマもあります。買い切りテーマに関する記事は以下をご覧ください。
THE SONICをおすすめする6つの理由
それでは実際THE SONICを利用して感じた、おすすめできる理由を6点に絞ってお伝えします。
使いやすい装飾ブロックが揃っている
ブログでよく使う装飾ブロックはある程度型が決まっています。
そのブロックのデザインが豊富なので被る心配が減りますし、しっくりくるデザインを見つける可能性が高いと言えます。
装飾ブロックのサンプルを以下のページにまとめておりますので是非ご覧ください。
再利用ブロックやパターン登録を利用して手間を省エネ
よく使うブロック群は再利用ブロックやパターン登録しておくと、毎回一から作らずに済み時間と手間を省けます。
再利用ブロックは記事の中でよく使う例文の枠のみ設定、パターン登録はよく使うブロック群を設定し使い分けるといいでしょう。
設定でつまずきにくい
THE SONIC特有の設定画面は難しい文章では書かれず、設定しやすい点が嬉しかったですね。
例えば以下の画像は高速化の設定部分ですが、何の設定をどうすればいいのか端的に説明しているので、迷いにくいと言えます。
基本的に設定する画面は外観>カスタマイズ内の設定、ダッシュボード>THE SONIC>設定、外観>ウェジェットの3画面です。
SEO設定で手間を取らせない
記事毎にメタディスクリプションが登録できる点、canonical設定やリダイレクト設定が可能なので、SEO設定のために画面遷移が不要です。
手間が省ける点が利用者の負担をよくわかっているなと思いました。
canonical設定:例えば記事が数ページにわたる場合、1ページ目を代表的なページに設定します。
類似ページが複数あるとGoogle検索はマイナス評価を下すため、代表的なページを指定する場合に使用するパターンが多いです。
リダイレクト設定:サイトのURLをリニューアルする場合などに古いページから新しいページへ自動で移動できるようにする設定です。
広告挿入スペースが多く用意されている
THE SONIC(バージョン: 2.1.2)では、外観>ウィジェットから設定できる広告挿入スペースがたくさん用意されています。
上記の動画内で「トップ記事ページ一覧上」などと書かれたスペース名に広告が入ります。
【広告挿入スペース一覧】
- サイドバー
- (PC)サイドバー
- トップ記事ページ一覧(上)
- トップ記事ページ一覧(下)
- (PC)フッター左
- (PC)フッター中央
- (PC)フッター右
- (モバイル)ハンバーガーメニュー
- (モバイル)フッター
- 記事上
- 記事中
- 記事下
- CTA
- 見出し広告
- インフィード広告
- フッターCTA
プラグインで補う必要性があまりない
高速化や詳細検索に関する設定が可能なので、機能補充のためにプラグインを入れなくても問題ありません。
プラグインはテーマとの互換性が複雑に絡み合うため、極力減らした方がエラー遭遇率も減りおすすめです。
THE SONICにはテーマ自体にさまざまな機能が付属されているため、以下を目的としたプラグインは非推奨としています。
- SEOプラグイン(All in One SEO Pack、Yoast SEOなど)
- 目次プラグイン(Table of Contents Plus、Easy Table of Contentsなど)
- 管理プラグイン(Option Widget、JetPackなど)
- Classic Editor
- CSS/JS圧縮プラグイン(Autoptimize、WP Super Cacheなど)
- 画像遅延系プラグイン(Lazy Load、a3 lazy loadなど)
THE SONICに向いている人
- 設定がしやすいテーマを求めている人
- 収益化を求めている人
- 豊富な装飾ブロックを使いこなしたい人
THE SONICを利用してみた結果、「あの設定をしなくては」「プラグインで不足部分を補わなくては」と敏感になる必要が他のテーマに比べて少なく感じました。
手間暇かけず、装飾ブロックが豊富で収益化を求める方に向いています。
THE SONICへの改善要望
機能に関する改善要望はありません。
できれば単独でアフィリエイトができるようサービス提供してくれればありがたいですね。
現在はConoHA WINGと同時契約時に割引でTHE SONICを購入できます。まだレンタルサーバーを未契約の方は検討してみてはいかがでしょうか。
THE SONICと他テーマの比較
人気テーマとの機能比較コーナーです。参考にしてみてください。
JIN
テーマ名 | JIN | THE SONIC |
価格(税込) | 14,800円 14,250円(ConoHA WING経由) | 8,580円(年間払い) 6,578円(ConoHA WING経由) |
購入方法 | 買い切り型 | サブスクリプション型 |
サポート体制 | オープンフォーラム | メールサポート(契約中のみ) クローズドコミュニティ |
装飾ブロック数 | 11種類 | 14種類 |
SEO設定 | 記事毎に設定可能 | 記事毎に設定可能 |
ウィジェット数 | 10箇所 | 16箇所 |
JINもTHE SONICと同様、ConoHA WING契約で割引制度が利用できます。
買い切り型テーマとは、一度支払えば以降支払いはないという意味です。
JINはシンプルで使いやすいテーマで、初心者でもとっつきやすい点がTHE SONICと似ています。
JINに関しては別途詳細記事があるので、是非ご覧ください。
SANGO
テーマ名 | SANGO | THE SONIC |
価格(税込) | 14,800円 14,000円(ConoHA WING経由) | 8,580円(年間払い) 6,578円(ConoHA WING経由) |
購入方法 | 買い切り型 | サブスクリプション型 |
サポート体制 | オープンフォーラム | メールサポート(契約中のみ) クローズドコミュニティ |
装飾ブロック数 | 33種類 | 14種類 |
SEO設定 | 記事毎に設定可能 | 記事毎に設定可能 |
ウィジェット数 | 17箇所 | 16箇所 |
SANGOもTHE SONIC同様、ConoHA WING経由で契約すると割引制度が適用されます。
特徴はなんといっても装飾ブロックの多さ。日々機能が追加されていくので、初心者から上級者まで幅広い利用者がいます。
質問したい時はオープンフォーラムに登録する必要はありますが、過去ログを閲覧するだけなら登録不要です。
SANGOについて別途記事を作成していますので、よろしければご覧ください。
THE THOR
テーマ名 | THE THOR | THE SONIC |
価格(税込) | 16,280円 14,960円(ConoHA WING経由) | 8,580円(年間払い) 6,578円(ConoHA WING経由) |
購入方法 | 買い切り型 | サブスクリプション型 |
サポート体制 | 購入者限定サポート&フォーラム | メールサポート(契約中のみ) クローズドコミュニティ |
装飾ブロック数 | 未対応 | 14種類 |
SEO設定 | 記事毎に設定可能 | 記事毎に設定可能 |
ウィジェット数 | 10箇所 | 16箇所 |
THE SONIC同様に、THE THORもConoHA WING経由で割引制度があります。
装飾ブロックは未対応のため、装飾よりもコンテンツ内容に力を入れたい方にお勧めのテーマです。
Emanon Business+Emanon Blocks
テーマ名 | Emanon Business Emanon Blocks(プラグイン) | THE SONIC |
価格(税込) | Emanon Business:12,800円 Emanon Blocks:3,680円 | 8,580円(年間払い) 6,578円(ConoHA WING経由) |
購入方法 | 買い切り型 | サブスクリプション型 |
サポート体制 | 購入者限定サポート | メールサポート(契約中のみ) クローズドコミュニティ |
装飾ブロック数 | Emanon Blocks利用で18種類 | 14種類 |
SEO設定 | 記事毎に設定可能 | 記事毎に設定可能 |
ウィジェット数 | 26箇所 | 16箇所 |
Emanon Businessは企業向けのテーマですが、シンプルで使いやすいテーマを求める個人利用者も多い傾向です。
余談ですが、当ブログはEmanonシリーズのうちEmaon Premiumを使用しています。
有料プラグインEmanon Blocksを追加で利用すれば、豊富な装飾ブロックを利用して更にコンテンツ作成がしやすくなります。
Emanon Business、Emanon Premiumについて別途まとめた記事がありますので是非ご覧ください。
AFFINGER6
テーマ名 | AFFINGER6 | THE SONIC |
価格(税込) | 14,800円 | 8,580円(年間払い) 6,578円(ConoHA WING経由) |
購入方法 | 買い切り型 | サブスクリプション型 |
サポート体制 | 購入者限定サポート (マニュアル、アップデート) | メールサポート(契約中のみ) クローズドコミュニティ |
装飾ブロック数 | 9種類 | 14種類 |
SEO設定 | 記事毎に設定可能 | 記事毎に設定可能 |
ウィジェット数 | 39箇所 | 16箇所 |
痛いところに手が届くテーマといえばAFFINGERです。
たとえば料理手順を画像で順に説明する場合、画像に1~4などのステップ数を追加できるなどと言ったような、あれば便利な機能を追加してくれるので安心して利用できます。
個人的に今から新しいブログをはじめようと思ったら、AFFINGERを検討する可能性は高いですね。
AFFINGERのレビュー記事を掲載していますので、併せてご覧ください。
SWELL
テーマ名 | SWELL | THE SONIC |
価格(税込) | 17,600円 | 8,580円(年間払い) 6,578円(ConoHA WING経由) |
購入方法 | 買い切り型 | サブスクリプション型 |
サポート体制 | オープンフォーラム、 クローズドコミュニティ | メールサポート(契約中のみ) クローズドコミュニティ |
装飾ブロック数 | 22種類 | 14種類 |
SEO設定 | 記事毎に設定するには SEO SIMPLE PACKが必要 | 記事毎に設定可能 |
ウィジェット数 | 39箇所 | 16箇所 |
SEO SIMPLE PACKのプラグインは無料で使用可能なので、実質テーマ代のみで機能不足は補えます。
一部の人には「迷ったらSWELL」と言われるくらいマイナス面が見当たらないテーマです。
オーソドックスなテーマを求めている方は検討してみてはいかがでしょうか。
SWELLを利用したレビューをまとめていますので、よろしければご覧ください。
Cocoon
テーマ名 | Cocoon | THE SONIC |
価格(税込) | 0円 | 8,580円(年間払い) 6,578円(ConoHA WING経由) |
購入方法 | – | サブスクリプション型 |
サポート体制 | オープンフォーラム | メールサポート(契約中のみ) クローズドコミュニティ |
装飾ブロック数 | 26種類 | 14種類 |
SEO設定 | 記事毎に設定可能 | 記事毎に設定可能 |
ウィジェット数 | 10箇所 | 16箇所 |
無料で使えるテーマで、まずはCocoonを利用してから有料テーマの検討する傾向がSNS上で見受けられました。
有料テーマに匹敵する機能の充実さがウリで、ご自身でレイアウトやデザインを整えればさらに魅力的なサイトになるでしょう。
Cocoonについて別途記事を用意しています。併せてご覧ください。
THE SONICへのよくある質問
THE SONICを利用するにあたりよくある質問をまとめました。
- Q複数サイトで利用できますか?
- A
可能です。THE SONICは複数サイトで利用できる、GPLライセンスのテーマです。
- QConoHA WINGで購入した場合の解約方法は?
- A
解約はConoHA WING経由になります。
- Q月額払いと年間払いはどちらがお得?
- A
毎月アップデートがあるわけではない点、年間払いの場合は若干割引される点、ConoHA WING経由には割引制度がある点を検討してみましょう。
THE SONICオリジナル機能やクローズドコミュニティに価値を見出せるのであれば年間払いがお得です。
その他の詳細は公式サイトでご確認いただけます。
参考元:よくある質問|THE SONIC
GPLライセンスとは、数あるソフトウェアライセンスの一つ。だれでも自由に使用・改変・再頒布(配布)が可能とされています。
しかし実際は法律の問題もあることから、安易に再配布をしてはいけないと考えていいでしょう。
まとめ
- THE SONICはサブスクリプション型のテーマ
- 年間払いで購入すればクローズドコミュニティ参加権を取得できる
- サブスクリプションが切れても利用は可能、ただしサポート対象外になる
- 装飾ブロックが豊富なので求めるデザインが見つかりやすい
- テーマ付属済の機能をプラグインで補完しなくてよい
装飾ブロックが豊富でSEOへの対策は完備であるため、個人向けでも法人向けでも使いやすいテーマです。
お使いのテーマが「設定が多くて使いにくいな」「初心者向けすぎて遠慮したい」と感じている方は乗り換えを検討してみてはいかがでしょうか。