テーマ道ブログでは、WordPressに関するお得な情報を随時公開しています!
一般的なブログでは2カラムや3カラムで構成されていますが、1カラムのレイアウトはどんな用途で使うといいのでしょうか?
WordPressテーマの中でも極めてシンプルなレイアウトが1カラムと言われています。
今回は1カラム対応のシンプルなWordPressテーマのほか、選ぶコツや1カラムでよく作成されるLP(ランディングページ)と固定ページの違いなども併せて紹介しますので、是非参考にしてみてください。
1カラムのシンプルなWordPressテーマを選ぶコツ
多くのテーマは1カラム以外のレイアウトも可能です。1カラムのレイアウトに変更する場合、設定変更に多く時間を割かないテーマの方が初心者向けと言えます。
余計な要素(サイドバーなど)を非表示にできる
1カラムのレイアウトは読者にとっては内容が限定され読みやすく、余計な情報が見えないためストレスが溜まらない点が魅力です。
しかし運営が分からすれば、1カラムのレイアウトはサイドバーやヘッダー、フッターに余計な情報を入れない分、さまざまなコンテンツを紹介したい時には足かせになる可能性があります。
記事毎にSEO設定ができる
1カラムテーマだけではなく、記事毎にSEO設定可能であると検索結果に反映して集客を見込めます。
最低でもmetaタグのメタディスクリプション欄があるといいでしょう。
SWELLのようにmetaタグ未対応なテーマもあるので、その場合は追加プラグインで対応してください。
CTAを柔軟に設定できる
CTAとはCall To Actionの頭文字を取ったもので、読者に具体的な行動を促すことを表すマーケティング用語です。
サンプルページ:WordPressを始めるなら・・・エックスサーバーで始めよう
サンプルページでは画面下までスクロールするとポップアップで購入してほしいバナーが表示されます。
1カラムに対応しているWordPressテーマ
1カラムでは伝えたい情報を最低限にして行動喚起を促す役割があると分かりました。
よく話題の上るテーマをピックアップして、1カラムにする際の手間や使いやすさを見ていきましょう。
JIN(有料)
LP投稿ページはありませんが、固定ページ投稿画面で1カラムやLPのテンプレートを選択すると1カラムのページを作成できます。
JIN独自のブロックでランキングがあり、ASPの広告リンクとともに組み合わせることで商品紹介も可能です。
投稿画面で1カラムにできるか | No |
固定ページで1カラムにできるか | Yes テンプレートで1カラム(幅サイズ3種類) もしくはLPを選択 |
LP専用投稿ページがあるか | No |
CTAを挿入できるか | No 固定ページでは表示を確認できず (記事には表示可能) |
metaタグを設定できるか | Yes |
1カラムページ作成時に必要な設定 | 固定ページ編集画面にて ・1カラム(幅サイズ3種類)もしくはLPを選択を選択 ・不要な要素をチェック |
1カラムで消せない要素 | サイトタイトル、ヘッダー、フッター |
1カラムページサンプル | JINでペラサイトデモページ |
レンタルサーバーConoHA WINGを契約すると割引価格でJINを購入できます。
JINについては別途記事を用意しておりますので、興味のある方はご覧ください。
事前設定が少なく初心者でもサクサク作りやすいテーマと言えます。
SANGO(有料)
JIN同様独自ブロックが豊富かつ事前設定が少なくて済み、1カラムの設定も簡単なので初心者に向いています。
投稿画面で1カラムにできるか | No |
固定ページで1カラムにできるか | Yes |
LP専用投稿ページがあるか | No |
CTAを挿入できるか | No |
metaタグを設定できるか | Yes |
1カラムページ作成時に必要な設定 | 固定ページ編集画面にて ・テンプレートで以下のどれかを選択 1カラム表示(サイドバー無し) トップページ用1カラム(タイトルなど出力無し) |
1カラムで消せない要素 | サイトタイトル、ヘッダー、フッター、 パンくずリスト、ページタイトル ※ヘッダー表示はPCのみ |
1カラムページサンプル | 1カラムページのサンプル-SANGO- |
レンタルサーバーConoHA WINGを契約するとSANGOを割引価格で購入可能です。
SANGOについては別途記事がありますので、興味のある方はご覧ください。
難しい操作はほぼないので、通常記事投稿と同じ感覚で作成可能です。
SWELL(有料)
記事投稿画面でも固定ページでも1カラムのページに変更できますが、LPページを投稿するのであればLPメニューから投稿した方が余計な設定をせずに済みます。
記事投稿も固定ページもLP投稿にも対応しているSWELL。逆に何ができないのか知りたいですね。
投稿画面で1カラムにできるか | Yes サイトタイトルやメニュー、フッターは表示される |
固定ページで1カラムにできるか | Yes サイトタイトルやメニュー、フッターは表示される |
LP専用投稿ページがあるか | Yes サイトタイトルやメニュー、フッターはされない |
CTAを挿入できるか | Yes |
metaタグを設定できるか | No 追加プラグインなどを利用する |
1カラムページ作成時に必要な設定 | LP投稿画面で以下の設定が可能 ・ヘッダー、フッターの表示/非表示 ・ページタイトルの表示/非表示 ・コンテンツの最大幅(LPの枠最大幅)の変更 (初期値は900px) |
1カラムで消せない要素 | LP専用投稿ページ以外では以下の要素は表示される ・サイトタイトル ・メニュー(設定している場合) |
1カラムページサンプル | SWELLのペラサイトサンプルページ |
紹介しているテーマの中では唯一LP投稿ページが別途設けられていますね。固定ページと切り分けているので整理しやすい点が個人的にGOODでした。
SWELLのレビュー記事がありますので、よろしければご覧ください。
AFFINGER(有料)
記事でも固定ページでも1カラム化は可能ですが、LPページとして使うなら固定ページから新規作成した方が余計な要素を含まずに済みます。
元々ブロックの再利用機能が豊富で便利なAFFINGERですが、1カラムページやLPページでも機能はそのまま使えるので量産しやすいのが嬉しいポイントです。
投稿画面で1カラムにできるか | Yes カラム変更でLP化もしくは1カラムに変更 テンプレート選択は不可能 |
固定ページで1カラムにできるか | Yes カラム変更でLP化もしくは1カラムに変更 テンプレート選択を白紙にすればフッター非表示可能 |
LP専用投稿ページがあるか | No |
CTAを挿入できるか | No CTR機能そのものはない ウィジェットでhtmlやテキストを挿入しよう |
metaタグを設定できるか | Yes |
1カラムページ作成時に必要な設定 | ・テンプレート選択(固定ページのみ) フッターを非表示にしたい場合は白紙を選択 ・非表示設定関連 カラム変更でLP化もしくは 1カラムに変更すれば変更の必要なし |
1カラムで消せない要素 | 記事投稿画面で作成した場合はフッター表示あり |
1カラムページサンプル | ペラサイトサンプルページ-AFFINGER- |
1カラムページを作成するために設定画面を変更する箇所が少ない点が魅力です。
AFFINGERに関する記事がありますので、併せてご覧ください。
Emanon Premium(有料)
あらかじめEmanon設定画面内で非表示設定を完了していると、固定ページ投稿画面で個別の設定が不要になります。
LP専用の投稿ページがないので、固定ページにサイトマップやプライバシーポリシーなど作成している場合、固定ページ投稿画面で要素(サイドバーやフッターなど)の非表示設定をした方が無難です。
CTA挿入時にアニメーション設定や色合いを変更できるので、表現方法を細かく設定できる点が嬉しいですね。
投稿画面で1カラムにできるか | Yes サイトタイトルやメニュー、フッターは表示される Emanon設定画面内で未設定の場合: 記事投稿画面>レイアウト設定で非表示にしたい要素を設定 |
固定ページで1カラムにできるか | Yes サイトタイトルやメニュー、フッターは表示される Emanon設定画面内で未設定の場合: 記事投稿画面>レイアウト設定で非表示にしたい要素を設定 |
LP専用投稿ページがあるか | No |
CTAを挿入できるか | Yes |
metaタグを設定できるか | Yes |
1カラムページ作成時に必要な設定 | ・Emanon設定画面内 レイアウト変更すればデフォルトで1カラム表示可能 ・記事投稿画面/固定ページ投稿画面 レイアウト設定で要素の表示/非表示や幅のサイズを変更可能 |
1カラムで消せない要素 | サイトタイトル、ヘッダーメニュー(設定している場合) |
1カラムページサンプル | WordPressを始めるなら・・・エックスサーバーで始めよう |
事前設定は必要ですが、その分ページ内で表現できる幅が広い点が魅力です。
Emanon Premiumに関する記事がありますので、併せてご覧ください。
1カラムを売りにしているWordPressテーマ
1カラムやランディングページ制作に向いているテーマを一部ご紹介します。
WordPress公式サイト内の1カラム(無料)
WordPress公式には無料テーマが数多く公開されています。検索で1カラムをチェックすれば、3,000種類以上のテーマを確認できました。
TCDテーマ「OOPS!」(有料)
読者を飽きさせない大胆なレイアウトが売りのテーマ。1カラムのランディングページを作成するのに向いています。
クリック計測をもとに最適化したCTAの表示が可能なので、積極的に販売促進を狙えます。
補足:1カラムのWordPressテーマについて
1カラムとはあくまでもレイアウトの1種で、サイドバーがないレイアウトを意味します。
テーマによっては1カラムの設定にしたとしても、タイトルやヘッダー、フッターを非表示にできない場合があるので注意しましょう。
スマートフォンのレイアウトは表示領域が確保しにくいので、ほぼ1カラムで構成されていますね。
補足:1カラムのWordPressテーマの使い方
同じ1カラムのレイアウトでもLPと固定ページとでは何が異なるのでしょうか。違いを確認していきます。
LP(ランディングページ)
あなたはサプリメントの商品広告ページを見たことはありますか?
例(※):スムーズなお通じがなくお悩みの方へ|善玉菌のチカラ
※:アフィリエイトリンクではありません
商品内容や利用者の声をまとめながらも、画面下まで同じ商品を取り上げていますよね。これこそがLP(ランディングページ)です。
つまりWordPressで集客化を狙う人にとって、LP(ランディングページ)とは内容が1コンテンツで構成された集客用ページと言えます。
CTAの機能が充実しているテーマを使えば、さらに視覚的または動的に読者へ行動喚起の効果を与え、収益化に近づきます。
固定ページ
固定ページとはWordPress特有の機能で、頻繁に更新を目的としないページに利用されます。
投稿との違いはカテゴリーを設定できない、記事一覧に表示されないなどです。
固定ページでよく利用されやすいのが、プライバシーポリシーやお問合せページ。固定ページは一度内容が決まれば、頻繁に更新はしません。
テーマの中にはLP投稿画面がないテーマもあり、そのテーマでLPページを作成したい場合は固定ページを使用する頻度は高いでしょう。
まとめ
今回は1カラムページが作成可能でシンプルなWordPressテーマを紹介しました。
1カラムのページはあえて情報を抑え、一点集中して作り上げるページです。集客化にはコンテンツだけではなくレイアウトにも実力が試されるページです。
一人でも多くの読者に響くよう、素晴らしい1カラムページを作成してくださいね。